不動産たろうのブログ 未経験で独立開業

不動産屋を未経験で独立開業を目指すひとのためのブログ

nakamegurogt様よりご質問

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不動産たろうさま
厳しさの中にも優しさあふれるたろうさんの記事を毎回楽しませていただいております。
私は50歳過ぎの不動産業界未経験者です。
今後の日本の状況を考えると70歳近くまで働く必要があると考え、自営にしても勤めるにしても長く収入を得るには資格が必要で、ある程度の利幅が取れるビジネスが良いのではないかと思い不動産に照準を合わせました。
宅建士・FP2級・AFP・賃貸不動産経営管理士・簿記3級などの資格を取り宅建業の免許もおりました。(不動産とは違うビジネスで法人も持っていました。)
不動産協会とアットホームの加盟も終わり、いよいよ営業開始しようと思っております。(自宅開業の一人不動産屋で、東京都西南部・川崎市横浜市を営業エリアとして考えています。)
私としては新築戸建ての業者さんに問い合わせて扱わせていただいたり、広告可のマンションをアットホームに載せてコツコツやろうかと思っておりますが可能でしょうか?
いい年して初歩的なご質問で恥ずかしいのですが、この様な状況でたろうさまでしたらどのような戦略を立て、始めるでしょうか?
たろうさまから先輩としてのアドバイスをいただければと思いメールさせていただきました。
やはり全くの未経験では無謀なので、どこかの会社で経験を積んだ方が良いでしょうか?(年齢が年齢なので就社も難しいと思いますが…)
15年近くのサラリーマンと20年弱の零細株式会社を経営してきた経験があるので、最低限の営業・経営・PCスキルなどはあると思います。
もろもとやってきた事業がエンタメ系で現状コロナで壊滅的なので、そちらでの収益は当分あまり見込めません。
不動産事業で半年後くらいから徐々に収入があがり、1年後くらいから年収500万円くらい給与を得ることがとりあえずの目標です。
お忙しいところ恐れ入りますが、お手すきの時にでもアドバイスいただければ幸いです。

追伸
不動産たろうさま主催の懇親会、楽しみにしています。よろしければぜひ参加させてください。

 

nakamegurogt様

 

こんにちは。

質問ありがとうございます。

 

中目黒でお仕事されているのでしょうか?

私はよく百麺に行きます。

農大のほうにもよく行きます。

 

20年も自営でお仕事されてるって、すごいですね。

たしかに今後の日本の状況をみると70超えても仕事をしなければならないかもしれませんね。

 

どこかの業者に少しでも修業ができればいいと思いますが、

昨今、なかなか難しいので、僭越ながらアドバイスをさせてもらいます。

 

再三このブログでも書いてきましたが、

独立後の仕事方法を簡単にまとめてみます。

 

①飯田系の物件

大手があまり来ていないエリアを選び、写真は一眼レフやミラーレスで撮影、

物件一覧をメールで送ってもらうようにしておき、価格の更新があれば、すぐに更新をしましょう。

できればオープンハウスをさせてもらいましょう。

 

②リプライスなどの業者売主

こちらも要領は一緒です。写真や価格の状況を常に把握して、更新をしていきましょう。

こちらもできればオープンハウスをさせてもらいましょう。

 

③売り物件募集チラシを10,000部程度印刷

中目黒さんのご自宅にもよく入っていると思います。

大手の物件募集の広告と似たようなものをイラレやワード、もしくは専門業者に依頼して作りましょう。

一点注意しなければならないのが、あまりオリジナリティを出し過ぎない事です。

大手のチラシをよーく真似しましょう。

本当によくできてますので。

そして、大手があまり来ていない郊外(横浜・川崎の駅が近くにないエリアとか)の分譲マンションや、戸建てなどにポスティング、そして時々登記情報から所有者を調べてDMを送るときなどに同封しましょう。

かなりきつい作業ですが、売りの媒介を取ってしまえば、仲介手数料は半分もらったようなもんです。媒介はとったもの勝ちです。

零細業者が媒介を取るという事は簡単にはできません。

めげることなく、継続していきましょう。

 

④不動産屋を開業したことを友人知人、近所の馴染の居酒屋とか店に周知

これ、結構つながります。

娘が賃貸を探しているとか、今はコロナで少し厳しいですが、お店が支店を出すから探してとか、実家を売りたいとか。

年に一件でも仕事になれば、いいでしょう。

 

⑤近所のURのセンターに連絡をし、業者として物件を内覧そして業者登録

いつでもURの物件を仲介できるよう、物件状況の把握、相場そしてURに住むメリットを説明できるように知っておきましょう。お客さん次第ではUR最強です。

同じように仲介ができる公営住宅も把握しておきましょう。

URや公営物件は仲介が楽ちんです。

借りる人だけではなく業者にもメリットがあります。

 

⑥ATBBやレインズにある業者物件を内覧

開業後はしばらく暇です。

飯田の写真を撮影するついでに賃貸でも売買でも鍵を借りたりして、営業エリアの物件を見てみましょう。相場や物件のクセとかを把握するために。

賃貸も単価は安いですが、開業直後は貴重な収益源です。

バカにはできません。

カギを借りるのがめんどくさいのであれば、現地キーの物件だけでもいいので、

見ておきましょう。

 

⑦他社のネット広告をよく参考にする

アットホームでもスーモでも反響をよくとる業者は写真や間取はもちろん、

文言もよく考えて掲載をしています。

自社サイトも大切です。

自分で作るにしても業者に依頼するにしても、他社の良いところは真似しましょう。

 

⑧インスタに物件を毎日更新

賃貸でも売買でもなんでもいいので、毎日頻繁に更新しましょう。

こちらも同業他社を真似しましょう。

皆みています。

 

結局、チラシや広告は大手の真似をし、

営業エリアは大手の真似をしない事です。

PCスキルがあれば、写真や間取も上手につくっていきましょう。

 

 

最後に一言。

 

格言

「お客さんにとっていい物件は、営業によって作ることができる」

 

これは私が修業時代に先輩から言われたことです。

いまでも大切に心掛けています。

営業次第でお客さんの受け止め方はずいぶん変わります。

悪い物件も営業で良い物件になりますし、その逆もしかりです。

媒介を取るときも一緒で、営業トークによって売るタイミングや価格も左右されます。

中目黒さんの営業でチャンスをつかんでいきましょう。

 

 

 

 

ざっと思いつくのはこんな感じです。

またいつでもなんでも聞いてください。

 

応援しています!

 

がんばれ!!

 

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