任意売却(にんいばいきゃく) 通称:任売(にんばい)
任意売却(にんいばいきゃく)
簡単にいうと、住宅ローンの返済が困難になった人の売却のお手伝いです。
詳しくはご自身で調べてください。
債権回収会社(サービサー)と売主の間に入り交渉をし、時には差し押さえをしている
役所とも交渉をすることもあります。
何年か前にマスコミ等で注目を浴び、一躍、任売という単語が一般的になりました。
テレビ東京のワールドビジネスサテライトでも特集があったのを覚えています。
全国の売買仲介業者もこの波に乗り遅れるなと、任意売却専門サイトを立ち上げたり、
任意売却のプロという肩書を作って、DMなどを行っていました。
雨後の筍のように全国に任意売却という名前の団体(〇〇協会、〇〇連盟等)が出来ましたが、現在はほとんど活動をしていないと思います。
理由は簡単です。
めんどくさいからです。
私も何度か任売を経験しました。
サービサーが間に入っているため、すべて進捗状況をサービサーの厳重な管理下の基で行わなければなりません。
そのたびにサービサーのサイトからPDFで専門の書式をダウンロードして報告をしなければならないため、一件の不動産売買で膨大な書類を用意しなければなりません。それ以外にもいちいちめんどくさいです。
通常の売買では、ただ売主と買主の間に入るだけであとは金融機関で住宅ローンをつければ終わりですが、任売はサービサーがいるのです。
で、任売をするくらいなら、ただ普通に売買を2倍したほうが、仲介手数料は儲かります。
長年不動産屋をしていると少なからず任売の案件があります。
もし案件があればするという感じでいいと思います。
わざわざ任売を狙って商売をするのはやめたほうがいいでしょう。
ただ、案件が入ったときにスムーズにお答えできるようにはしておきましょう。
少し古いですが、これが一番わかりやすかったです。
任売の一連のスキームが分かり易く解説されています。