土砂災害警戒区域の宅地開発はやめましょう
西日本を中心とした集中豪雨の影響で、岡山、広島、愛媛で多くの犠牲者がでました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
過去、私も戸建や土地の仲介で「土砂災害警戒区域」のイエローゾーンにある物件の仲介をしたことがあります。
そんな私が言うのはおかしいですが、
土砂災害警戒区域の物件はやめたほうがいいです。
私自身は勿論ですが、身内や友達には絶対にやめるようにアドバイスをしています。
買ってはいけない不動産シリーズの中でもダントツの1位がこの
「土砂災害警戒区域」なのです。
理由は簡単で、他の災害と違い、土砂災害はいきなりやってきます。
ほんの数秒で一気に流されます。
一旦発生してしまえば、逃げることが不可です。
倉敷市真備町であった浸水災害はじわりじわりとやってきたみたいですが、
土砂災害はあっというまにやってきます。
一応自治体から避難勧告や避難指示がありますが、それでも発生はあっという間です。
例えば、夜中寝ているときに集中豪雨→自治体から避難指示→寝ていて気付かない
→土砂災害発生
という最悪の事態が容易に想像できます。
東日本大震災の際に浦安市で液状化が大きな被害が出ましたが、家屋の倒壊等はあるにせよ、それでも液状化で人は死にません。
災害をまとめると
地震→1981年6月1日以降に建てられた建物は倒壊しない
津波→揺れに気づいて高台に避難
浸水→2階で寝ていて、屋根に避難
液状化→家屋が揺れるがめったに死なない
土砂災害
→土砂が一気に押し寄せ、避難不可
対策は山を切り開いて分譲をするような宅地開発には役所が許可を出さないようにするしかありません。
広島市では何年か前にも土砂災害で多くの人がなくなりました。
その教訓がなにも活かされていません。
無理をして山の麓に家を建てるのはやめましょう。
そんな不動産買うのはやめましょう。
万が一今現在山の麓に不動産を所有している人はさっさと売りましょう。
今回の住宅にいて土砂災害に巻き込まれ亡くなった方は人災です。
災害ではありません。
もう一回言います。
人災です。
各地域の役所のみなさん
無理な宅地開発はもうやめてください。
やめるだけではなく今現在、山の麓等に住んでいる人に移住を促してください。
こんな弱小ブログでこんなことを訴えてもなんの効果も期待できないですが、
小さな不動産の意見です。
とこんなふうに書いても役所はまた許可を出すし、
宅地分譲業者は今まで通り、急斜面で宅地開発をするのでしょう。
で、何年後にまた同じような豪雨からの土砂災害で犠牲者。
「まわるまわるよ時代はまわる」
余談ですが、今回のような災害には火災保険の水害で保険金がでます。
不動産屋として知っておきましょう。
これくらいは読んでおきましょう。
以上