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不動産屋の実務、リフォーム工事

不動産屋の実務、リフォーム工事

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不動産屋の実務と言っても、宅建業とは少し違うかもしれません。
 
リフォーム工事についてです。
 
直接宅建業ではありませんが、
ひとり不動産屋にとってとても重要な収入源です。
 
地域や業者によっても違いはありますが、
 
リフォーム工事の総額の10%が紹介料として業者から貰えます。
 
↑これ以外と知らない人が多いのです↑
50万円の工事で5万円で
100万円の工事で10万円が業者から手数料という名目で振込があります。
 
戸建、マンションにかかわらず中古物件の仲介でも
賃貸の管理でも入退去の度にいろんなリフォーム工事が発生します。
 
一番多いのは壁紙のクロスです。
 
たまに気にせずにそのまま住む人もいますが、
ほとんどの方は中古物件購入後は必ず張り替得ることになります。
 
それ以外にもいろんな工事がありますが、
私の独断と経験から順位をつけると
 
1位 クロス
2位 畳表替え
3位 襖(ふすま)張替え
4位 CF(クッションフロア)張替え←洗面所の床
5位 浴室鏡研磨
6位 室内美装(掃除)
 
だいたいこんな感じじゃないでしょうか。
 
余程綺麗な物件でも必ず少しは工事をします。
不動産屋をしているとわかりますが、
中古でも新築でも築浅でも仲介した後、
一定の割合で数年後にお客さんから連絡があり
「子供がクロスに落書きをしたので、張り替えたい」
「ちょっとしたリフォームをしたいので業者を紹介してほしい」といった連絡が
あります。定期的にあります。
 
不動産屋として最低限のリフォーム知識がないといけません。
 
だいたいの相場を把握しておかなければならないのですが、
少なくともこれだけは覚えておいてください。
 
・クロスの張替え→㎡単価1,000円
・畳表替え→大1枚5,000円
・襖張替え→大1枚2,000円 小1枚1,200円
・CF張替え→㎡単価2,500円~3,000円
・浴室鏡研磨→6,000円前後
 
お客さんによく聞かれるのは、
室内の全クロスを張り替えた場合、いくらくらいかかるのかということです。
 
おおざっぱですが、これには計算式がありまして、
例えば60㎡の物件の場合、全張替したとすると、
延㎡のだいたい4倍になります。
室内、天井、トイレ、梁の部分、廊下等全部入れると4倍くらいです
 
したがって、延60㎡のマンションのクロス全張替は、
 
60㎡×4=240㎡
240×1,000=240,000円
=240,000円
これだけあれば、よほど梁が出っ張っている物件とかではない限り足ります。
 
全張替を希望する人がほとんどですので、
この計算式は覚えておいてください。
結構使えますよ。
 
もう一度、簡単に要約すると
クロス全張替え=延床面積の4倍
だいたいですよ。
 
リフォーム業者とリフォーム工事の打ち合わせには、
これは持参すると便利です。 
 

 

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