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不動産屋の実務、住宅ローンについて

ひとり不動産屋の実務、住宅ローンについて

 
不動産屋にとって大変重要な事なのに今まで書いてなかったですね。
非常に多くのお問合せを頂いておりますので、
住宅ローンのことについて。
 
まずは返済比率(通称:へんぴ)というのがあります。
グーグルとかで検索して覚えましょう。
 
返済比率とは
毎月のローン返済額×12ヶ月÷年収
 
例:毎月50,000円返済 年間返済額:600,000円
年収500万円 600,000円÷5,000,000円=12%
 
これが金融機関にもよって異なるが、だいたい30%以下にならないと難しい。
で、車のローンがある人は車の年間返済額もこれに組み込ます。
40%以上になると大変難しいので、要確認。
あ、でも年収が例えば1,000万円以上ある人は別に40パーセントでも大丈夫です。
返済比率についても各金融機関に要確認。
 
物件案内時に最低限確認をしなければないないこと
 
・勤続年数
・正社員か契約社員または派遣社員かどうか
・ざっくり年収
・車のローンやその他何か毎月返済しているものあるかどうか
・過去にクレジットカードなどで滞納した履歴があるかどうか
 
だいたいこれくらいは案内時にヒアリングしておきましょう。
 
民間の金融機関の場合、大きなターミナル駅周辺に住宅ローンセンターのような拠点があります。各地方にある地銀の場合でも似たような住宅ローンセンターは必ずあります。
 
 
 
土日祝日も営業をしている場合がほとんどです。
平日は仕事で時間が全く取れない会社員でも大丈夫です。
 
ちなみ住宅ローンというのは、
毎月の給料が振り込まれている銀行から融資というのが原則です。
(一部例外もありますので、各々の銀行で要確認)
 
事前審査の際に必要になる書類は、
銀行によっても多少違いはありますが、だいたい
 
・物件資料
・免許証両面コピー
・健康保険証両面コピー
源泉徴収 直近2期分
(自営業の場合は確定申告直近2期分)
 
これくらいです。各金融機関に要確認。
 
上記の書類を用意し、住宅ローンセンターで審査依頼すると、
だいたい1週間くらいで結果が出ます。
 
で、審査をするのに不動産屋が書類を持参して各銀行の住宅ローンセンターに持ち込んでもいいのですが、出来ればお客さんと一緒に行きましょう。
(書類の不備等があってはいけないし、お客さんも心強いでしょうから)
 
銀行の住宅ローンセンターというと、普段行くところではないので、
何か怖いイメージがあるかもしれませんが、とてもウェルカムなところです。
予約をせずに直接行ったとしても、自動ドアが空いた途端、
手もみをしながら行員がすり寄ってきます。
安心してください。
確かに住宅ローンセンターに行って「何しに来たんだ?」とは
言うわけないですよね。
 
今回は初期レベルについてだけ書きましたが、
住宅ローンについては覚えることがたくさんあり、
とてもブログですべての内容を書く事は不可能です。
まずは回数を重ねることで覚えていくものです。
どうしても知りたいことがあれば、
一般のお客さんのふりをして、銀行の住宅ローンセンターに聞いてみればいいと思います。
 
まあ、未経験で不動産屋を開業当初は、上記に書いたような
各金融機関の住宅ローンセンターに連絡しお客さんと一緒に行くようにすれば、
とりあえず間違いはないと思います。
 
また、銀行員と名刺交換や携帯電話番号の交換が出来れば、
個別の案件についても相談が出来るようになります。
 
住宅ローンについてはこれに詳しく書いてあります。
最低限これだけは読んでおきましょう。
 
「不動産の基本を学ぶ」
P144~詳しく記載されています。
 

 あっ、あと返済比率の計算をするために

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金融電卓!!!