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少額短期保険(しょうたん)

少額短期保険(しょうたん)

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不動産業で独立し、飯を食べていくためのブログです
 
火災保険には、少額短期保険というものがあります。
1,000万円以下で最長2年といういわゆるミニ保険のようなものです。
 
賃貸住宅にお住いの方は自分の火災保険証券を確認してもらうと、
少額短期保険に加入している方が沢山いると思います。
 
以前(2006年以前)は賃貸住宅の火災保険といえば、大手の損害保険会社(東京海上等)や共済(全労災、県民共済等)ぐらいしかありませんでした。
 
しかしながら2006年以降は「少額短期保険」というものがしずかに登場し、
徐々にその数は増えていき、現在では全国で92事業者が登録されています。
当初は大手の損保会社からすると蟻のような存在だったのが、
現在では賃貸の保険では、大手を凌駕する存在となっております。
 
詳しくはこちら 
あとはウィキペディアを見てください。 
 
少額短期保険のメリットは、同じ損保と保険料でも保険金が概ね高く設定されていることが多く、また最長で2年という短期であることから、更新の際に自分の状況にあった見直しが可能でその都度最善の保険に入ることができます。
 
不動産業者としてのメリットは、なんといっても保険手数料の高さがあります。
通常、大手損保の火災保険の手数料収入は契約金額の3割程が相場ですが、
「少額短期保険」はほとんどの会社が
最低4割もあり、なかには5割も出す会社もあります。
また、大手損保の場合、ノルマというものがあり、年間最低契約件数、契約金額が設定されており、ノルマに満たないと保険手数料が減額されたり、最悪の場合は代理店資格を剥奪されることもあります。
損保会社としても代理店を維持するには多額の費用がかかり、
効率よく数多くの契約を取ってくれる代理店のみを残す方針になってきています。
 
 
「少額短期保険」の場合は会社によってはノルマがあったとしても、
非常に緩いものであり、普通にまともに不動産屋をしていれば、
クリアできる程度のものしかありません。
といってもほとんどの少額短期保険会社はノルマはありません。
 
不動産屋を開業してからまもなく3年を迎えますが、
当方は大手の損保会社代理店としての収入と、
少額短期保険の代理店としての収入を年間で合計すると、
サラリーマンの一ヶ月分の手取り額よりも稼いでいます。
(この話は以前も書きましたね)
 
次回は少額短期保険業者として登録する方法や、
しなければならないことを書いていきたいと思います。
 
それでは、不動産業で独立する日をお待ちしております。