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決済(けっさい) 銀行の応接室にて

決済(けっさい) 銀行の応接室にて

 
不動産業で独立開業をして丸2年が経ちました。
未経験の方でも独立できるようなブログを書いていきます。
 
 

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不動産売買仲介の一連の取引の流れで、
最後に訪れるのが決済(けっさい)です。
 
買主から売主へ、契約時の手付金を差し引いた金額と固定資産税や都市計画税
マンションの場合はそれに加えて、管理費や修繕積立金の日割清算をし
代金の決済→物件のお引き渡しという流れになります。
 
仲介手数料の受けとりもこのタイミングでする業者が多く、
売主、買主、仲介業者としても一番うれしいタイミングです。
仲介業者によっては、契約時に半金、決済時に半金と2回に分けて
仲介手数料を受け取る業者もいます。
 
この決済というのはどこでやるかというと、
売主、買主、仲介業者、司法書士、取引の当事者全員が一堂に会し、
買主の利用するローンの銀行の応接室にて行います。
 
そうではない場合、住宅ローンを利用せずに現金で決済をする場合は、
銀行によっては応接室を貸してくれないことも往々にしてあります。
確かに銀行からすれば、せいぜい800円前後の振込手数料の為に
1時間程、応接室を使われるのは割に合わないというのは分からないでもないです。
 
住宅金融支援機構がやっている「フラット35」の場合も同様です。
また住宅ローンを利用する場合でも3月4月などの時期によっては、
応接室が沢山ある支店でも借りられないことがあります。
 
このように応接室が借りられない場合はどうするかと言いますと、
少しやりずらいですが、普通の窓口の前にある椅子に座って行います。
 
大の大人が5.6人横並びに座り、あれこれと会話をしているのは、
かなり滑稽ですが、仕方ありません。
 
 
決済の大まかな流れ
(住宅ローンを利用する場合)
 
1.司法書士より売主買主それぞれに対し物件の確認
今後の手続きの流れ等の説明。
 
2.住宅ローン実行
銀行より買主の口座に融資金額を振込。
司法書士が銀行担当者へ指示をだします。不動産屋は見てるだけ)
 
3.物件残代金(手付金を差し引いた金額)とその他諸費用の精算金の支払い
買主に記入捺印済みの振込伝票を用意してもらい窓口に行ってもらいます。
普通に番号札を取って窓口に並び、振込を行います。
住宅ローンを利用する場合でもあれば、わざわざ窓口に並ばなくてもいい銀行もあり。
 
4.仲介手数料の受け取り
 
5.解散
この後、司法書士が物件所在地の管轄する法務局に行き、
登記を行い、名義変更となります。
 
不動産売買仲介の一連の流れはこれで終わりですが、
ここに至るまでは長いです。
 
回をあらためて決済に至るまでの詳しい流れの説明をしていきます。
 
先程も書きましたが仲介手数料を受け取るのはこのタイミングです。