不動産たろうのブログ 未経験で独立開業

不動産屋を未経験で独立開業を目指すひとのためのブログ

飲食店をやめて不動産業を選んだ理由 

飲食店をやめて不動産業を選んだ理由

 

f:id:hudousantaro:20171207173716j:plain

 
仕入れ(原価)がない
 
不動産業というビジネスは飲食店とは違い、何かを仕入れて付加価値を付け売るというビジネスではなく(買取再販の場合は除く)、
基本的には売主と買主との間に仲介し契約書や重要事項説明書を作成し無事に登記の名義を書き換えることによって手数料を頂戴するビジネスモデルなので、食材が腐るといったリスクがない。
 
・少額の資本で開業できる
 
飲食店の場合、開業する際に多額の設備投資が必要。
テーブル、椅子、調理器具、冷蔵庫(10年くらいしかもたない)、
制服・・・・・・・。
また開業の際工事中も家賃は発生、敷金、礼金、仲介手数料、開業前人件費、食材費等、数え上げればきりがないのでこの辺にしておく。
 
・参入障壁が少し高い
 
飲食店は開業する場合、保健所の主催する研修に行けば、
「営業許可証」をもらえる。
不動産屋の場合、「宅地建物取引士」(宅建)の資格を取得しなければならない。
既に資格を所有する人を採用すれば、開業できるが、その場合また
人件費がかかる。
日本で最もメジャーな資格である「宅建」。
勉強すれば誰でも取れる。しかし合格体験者は分かるが、
これがまたヒジョーに難しい。私があまり勉強が得意ではないからかもしれないが、
電車の中や、お昼休みの少し空いた時間に勉強をして受かるような
ものではなく、まとまった期間にまとまった勉強をしなければならない。
概ね半年間に最低でも400時間の勉強時間確保が必要。
いやな上司やサービス残業から解放されるのを夢見て不動産屋の独立開業を目指していても、「やっぱりもういいや!」といって諦める人が相当数いると予想される。宅建合格というハードルがあるので、猫も杓子も開業とはならない。
 
・利益率が高い
 
不動産仲介によってかかる費用は、広告費が少し高いが、
それ以外には大きな諸経費がほとんどかからず、
物件価格に対しての仲介手数料(3%+6万円の消費税)は
ほとんど利益になる。
 
例:3,000万円の物件の場合
1,036,800円
 
例えば3,000万円の物件を売主・買主双方の契約であれば、
上記の費用の2倍、つまり
 
1,036,800×2=2,073,600円
 
 
 
こちらも飲食店やその他物販等の事業に比べ、
例えば毎月の家賃、人件費、原価、広告費、光熱費が非常に安い。
飲食店は常にお客さんが入り、回転していなければならず、
売上が悪くなると途端に経営が困難になる。
さらに一定の周期で「タウンワーク」などでアルバイト募集しなければならず、その費用もバカにならない。
 
おおまかに言って上記のような理由がほとんどだが、
これ以外にも数え上げたらキリがない。
そういった理由である日を境に不動産屋として独立開業をするという決意に至りました。